今回紹介するのは、売り上げが全く売れない時期の過ごし方についてです。
アパレル販売員をしていたら、売り上げが低迷する時期は必ずやってきます。
ずっと売り続けることはなかなか難しいです。
・現在売り上げが取れなく悩んでいる方
・もう販売員は向いていないと感じている方
・立ち直るにはどうしたらいいか知りたい方
このような悩みを感じている方にぜひ、読んでもらいたい記事になっています。
今回書いている内容は、販売員歴10年以上で全国2位の販売員だった私が、まったく売れなかった時のリアルを記事にしています。
辛くてどうしたらいいのか悩んだ内容になりますので、参考になると思います。
前回の記事はこちらです。
カリスマ販売員から学んだ凄い接客術⑤カリスマ店長の顧客力の秘密
アパレル販売員初めての大型連休(GW)での販売
イベントが終了するとともに、ゴールデンウィークに突入しました。
毎日祝日ということでお客様がひっきりなしに来店されます。
もちろん、どのブランドでも稼ぎどきになるので、それに合わせて商品は入荷がたくさんあります。
私もその期間は接客慣れして来ていたので、先輩たちのおこぼれに預かりながら、少しですが売り上げを取ることができるようになっていました。
先輩たちは、物凄い売り上げを出していましたが、私もとにかく売れない日がないぐらいに忙しかったのを覚えています。
そして、何万口などかなりらたくさんの売り上げを作ることも初めてできたのもこの時期でした。
後で知ることになりますが、やはりGWとなると地方から旅行に来た方も多く、財布の紐が緩くなりがちな時期です。
ですから、売れて当然。
でも、自分の実力が、ついたと勘違いを、していたんですね、私は。
その奢りがGW明けに最悪な機会を連れてくることになりました。
売上が2週間もゼロになりダメ販売員に
ゴールデンウィークも終わるとパタリとお客様がいなくなりました。
それもそうですよね。みなさん連休でお金をたくさん使ってしまったので洋服を買うお金がないのです。
それにしても、嘘のようにお客様がいないので私なんかはなかなか接客ができない状態になってしまいました。
少ないお客様でお店の売り上げを取らなければならないため、先輩たちも必死にお客様を接客する様になります。
売上は日々本社へ報告するため、まったく売り上げがない状態だともちろん怒られてしまいます。
ですから、自分に接客の機会が回ってくるのは先輩たちが休憩に行っている間だけ。
でも、お客様もそこまで買う気がないので、その気にさせて売れるほどまだわたしにも実力はありませんでした。
ですから、自然と売り上げを上げることができず振られてしまい、最後には接客につくのが怖くなってしまう状態に。
それから、毎日毎日同じように売上がなく笑顔もなくなり、ずっとバックヤードで品出しやストック整理をする毎日になりした。
そして、毎日先輩や店長から怒られる毎日。でも、怒られてもそれほど気になりませんでした。
いや、むしろその方が気持ち的にも楽でした。だいぶ感覚が狂っていたのだと思います。
この時もう、販売員は向いていないからこの仕事辞めようかと何度も思いました。
そして辞める気でいたので怒られてもそこまで心に響くことがなかったんだと思います。
でも、売れない役に立てていないという自分には価値がないという思いは消えませんでした。
せっかく、大学を卒業して就職したのに、全然成果が出ない自分が情けなくて悲しかったです。友人にも話すことができませんでした。
アパレル販売員として大切なこと
そんな売上がゼロの日が続いている時に、先輩から本気で怒られました。普段はかなり温厚な方なのにその時は、強い口調で。
売れなくてもいいから、元気出して接客しろ。
本当にその通りだと、思いました。
売れる売れないは私の責任ですが、そんな販売員に接客されるお客様はたまったものではありません。
楽しい買い物も楽しくなくなります。そして販売員である私も全く楽しくないのです。
その一言をきっかけに私の中で何が変わったのか、一生懸命接客をしてみました。
目つきが変わったといえばそうだったと思いますし、何かやる気が変わったのか、気づいたらその日久しぶりに売上を取ることが出来たのです。
どんなことをしたのかすらよく分からない状態でしたが、なんとか売れたホッとした気持ちでした、
とても長い長いスランプが終わった気がしました。
その次の日から何か落ちたかのように、売れる接客を、することができるようになりました。
別にスキルが急上昇したわけではありません。多分何も変わっていなかったと思いますが、気持ちや表情は変化があったのだと思います。
きっとその変化がお客様には伝わりまた、わかるのだと思いました。
その当時はわかりませんでしたが、今はそうだと言えます。
それこそが接客を、するにあたってとても大切なことなんだとその時身をもって知りました。
まとめ
カリスマ販売員と言われるようになっても、、この時の辛さは忘れられない思い出になっています。
なんで売れないのかこの仕事に向いていない、自分に価値なんてないということを毎日毎日感じた日々だったからです。
きっとこんな思いをしている人も多いと思いますが、きっとそのトンネルは抜けることが出来ます。
私はかなり不器用な方ですが、そこから抜け出すことができました。
諦めずに必死に頑張ることで何かのヒントで立ち直ることができると思います。
ぜひ、参考にしてもらえればと思います。