今回は、顧客さんの作り方を具体的に紹介していきたいと思います。
今まで話してきた通り顧客(リピーター)がいると売り上げが非常に安定します。
そして、少しの努力で誰でも作ることが出来ます。
実は、この努力をしない方が多いのです。
はてな
顧客作りが苦手な販売員の方
顧客の作り方を後輩へ教えたい方
初心者向けの顧客作りの教科書を探している方
このような悩みを抱えている方にお勧めの記事になっています。
私は、全国2位の売上で表彰されたことがあるカリスマ販売員でした。
顧客さんだけでも売り上げの半分を取ることが出来ます。
でも、最初は苦手でした。
その顧客作りが苦手な販売員がどうやってるくれるようになったか参考になるのではないかと思います。
早速スタートしましょう。
目次
【初心者向け】接客販売で顧客(リピーター)を簡単に作る方法
アパレル販売員の顧客の作り方
顧客を作るには、どうしたら良いのか。
まずはお店全体で顧客に対しての意識を変えるところからがスタートになります。
ここで協力体制を作ることが出来ないと、顧客作りは非常に難しくなってしまいます。
ここをクリア出来ればあとは、個人個人のやり方で顧客が出来るか、そうでないかに差が出て来ます。
大事になって来るのは、まず次につながる接客を心掛けるということです。
次につながるには、販売員の意識がとても大切になります。
意識的に次につながるようなトークなどを入れていく必要があるからです。
1つ例をあげるのであれば、次の新商品が入って来る時期や今回買ったものに合わせると良い商品が、いつ入荷するなどをしっかりとお伝えする事で、次につながる可能性のあるトークになります。
ここを面倒だと考えると何もトークをせずに、そのままレジに向かい世間話で終了してしまう方が多いです。
世間話が悪いのではなく、世間話プラス1アピールする事で、来店率はアップします。
ちょっとした事ですが、次にまた来てもらえるように意識する事でこうしたやり取りが出来るようになります。
もちろん、他にも色々とパターンはありますが、こうした事を続けていく事で来店率のアップに繋げていくことが大切です。
アパレル販売員で、販売力がある人とは、接客力と顧客力がある人です。
顧客作りは商品ではなく販売員自身を売り込む接客へ変える
商品の良さをアピールするのは、販売員であれば誰でも心掛けると思います。
合わせて自分も、一緒に売り込めるとお客様は顧客になっていきやすくなります。
オシャレ、トークが面白い、趣味が合うなど自身の長所や個性をしっかりとアピールする事を接客の中で心掛けるようにして下さい。
そのためには、お客様と距離を詰めるトークが必要になってきます。
とにかく、洋服の説明しかしないと洋服の説明で終わってしまいます。
売上につながれば良いのですが、次以降には繋がり難くなります。
今回たまたま気に入ってくれただけかもしれません。
そこにあなた自身が含まれると、洋服+販売員という事になり、より記憶にも残りやすくなり、思い出してくれる可能性は増えます。
そうすると、またあの店に行ってみようという事になって来るのは想像が出来ると思います。
では、自分を売り込むにはどうしたらいいのか。
自分のことばかり話せば良いかというと、そうではないですね。おしゃべりである必要は全くありません。
お客様のことを聞きながら、そこに自身の長所や興味のあることを、少しずつ混ぜていけばいいのです。
さりげなく、自分を売り込んでいくという事ですね。時代は変わったとはいえ、個人個人のつながりはしっかりと残っています。
ですから、あなたから買いたいと思ってくれる企業や個人もたくさんいます。
よっぽどこだわりが強い方以外は、商品よりも担当してくれた人の人となりで商品を買ってくれます。
それは、友達にすすめられたから購入した食べにいったことってないですか。本当にそんなもんなんです。
ですから、販売員もそこを目指すトークをしていけばいいわけです。
ただ何事もバランスが重要です。あくまでも主役はお客様であるという事を忘れずに接客をしてください。
特に回数が少ない内は、お互いのことを良く知らないので、鬱陶しいと思われたら最後だと思うようにして下さい。
でも、インパクトはある方がいいとは個人的には思います。
お客様へ売り込むための自分の特徴を書き出しておく
自身の長所や趣味などを売り込めるように、ある程度自分自身の棚卸をしておいて下さい。これはとても重要です。
お客様によって自分に合う合わないはどうしても出て来ます。
これは、もう仕方ないことです。私も、初めのうちは大学生の顧客さんばかりでした。
しかし、段々と幅広い年齢層の方まで、顧客さんになって頂けるようになってきました。
自分自身の販売員としてのスキルがアップしたということもありますが、個人のパーソナルな部分がどうしても色濃く反映されてしまうからです。
勢いがある方と静かに接客されたいと思ってる方だと、単純に合わないのは分かりますよね。
どうしてもそのように合う合わないはが出て来るものなのです。
極力そうならないためにも、ある程度現在の自分自身のことを把握しておくことが、顧客作りにはかかせません。
合わせて、苦手なことや苦手なお客様の特徴も把握しておくとミスマッチが、起こりにくくなります。
Aさんが接客すると売れるけど、Bさんが接客すると売れないということは、ザラにあります。
これは相性の問題ですので、そういう方は仮に売れても顧客になってくれる可能性も低いので、清く別の方に譲り自身に合ったお客様に時間を使うようにすると良いと思います。
誤解がないように言いますが、客を選り好みしろという事ではなく、顧客を作るという意識があれば、接客のスタイルも変わります。
そしてお店というチームで考えるようになるため、無理に自分でいくのではなく、得意な方に任せて売上や顧客になってもらうようにすることが大切です。
その逆で今度は譲られた方を接客して顧客さんになることも十分にあります。
売上を取る必要はありますが、狭いお店の中で奪い合いをするのは、辞めにしましょう。仕事に行くのが誰でも嫌になります。
カリスマ販売員がしている顧客作りは、お客様の特徴はメモる
最後に大事になるのがお客様の特徴のメモです。
顧客カードなどにお客様の特徴を書いていると思いますが、書くだけになっていないでしょうか。
なぜそのように言うかといえば、売れない頃の私がそうだったからです。書いて満足ストックして満足。まるで意味がありません。
まず、顧客カードを書くのは正直面倒だと思います。
そして書いたからといってその内容を覚えている可能性も低く、活かし方もよく分からない。
この状態だとやっても無駄と思うのが普通だと思います。
しかし、顧客作りの上手い方は、このカードの中身が全然違います。
そしてしっかりと整理整頓されています。よく店長は、「私の宝物」と言われとても大切にしていました。
お客様とつながる唯一のツールであるからこそ、大切にしていたのだと思います。
では、その中身はどのような事を書けばいいのでしょうか。
身長体重などの情報、体型、サイズ感、好みの服装、趣味、最近の話、会社、大学生か、住んでいる場所は、など話して聞いた内容を全て書いてあります。
さらに踏み込むとどのように接客されると売上につながるのか、いくらまでなら購入が可能なのかなど、お金の限界についても書いてあります。
少し嫌な気持ちになるかもしれませんが、データとしてはこのぐらい深く記載しないと意味がありません。
接客の際に確認して活かして接客をしなければならないからです。
お客様にとっては、前話した内容を覚えてくれているのは、とても嬉しいと感じます。
ですから、頭で覚えてるから大丈夫ではなく、しっかりと書いておくのが大切なのです。
注意点としては、整理整頓は数ヶ月に一度は行い、ランキングを入れ替える事です。
やはり時間には限りがあるので、ここはシビアに売上につながる繋がらないを判断しなければなりません。
そこまでやるのかと思いますが、ここは仕事なのでドライに観ることも必要なことなのです。
残念ながらランキングが下がる方もいれば上がる方もいます。これは仕方ないことだと割り切る必要もあると思います。
まとめ
今回は具体的に顧客さんを作り方を紹介してきました。
私が販売員を10年やってきて誰でも顧客さんは作ることができますが、人によってその差が大きいという事も知りました。
これには、どれだけ顧客さんを大切に思っているかということが良く出ていると思います。
ホストやキャバ嬢もそうだと思います。大体No1の人が一番美人とは限らないと思います。
地道なDMやメール、電話など地道な活動をどれだけすることが出来るかという事が、顧客さんを作る上ではとても大切な習慣になります。
ただししっかりと行えば必ず自分に返ってくるので、まずは3か月頑張ってみてください。必ず成果は出ると思います。
より詳しく知りたい方は、こちらを参考にされるといいと思います。顧客つくりをよく網羅されています。