今回は、販売員として初めて経験したセールについてです。
セールと言えば、お客さんとしていくときはとてもワクワクするものだと思います。
なんせ安くて掘り出し物に出会えるからです。
・アパレル販売員としてのセールがどんなものか知りたい方
・セールの販売方法について興味がある方
・セールの時期をどうしたら成長につなげるか知りたい方
このような悩みを持っている方に向けて参考になる記事になっています。
私は全国2位のカリスマ販売員でしたが、初めは売上ビリのダメ販売員からスタートしていました。
その分苦労もしましたし、努力も人一倍したので今現在悩みを抱えている方の参考になる記事になっていると思います。
ぜひ、読み進めてもらえればと思います。
前回の記事はこちらからどうぞ。
カリスマ販売員から学んだ凄い接客術⑦アパレル販売員の仕事ぶり
アパレル販売員としての初めてのセール
ヘルプから戻るとすぐにセールの準備が始まります。
お店では、セールの商品がどんどん届き、在庫を地下に移動させたりすることが私のほとんどの仕事になっていました。
合わせて、店頭に並んでいる春物や売れ行きが悪い商品をセールの根付をすることも私の仕事でした。
大体どのブランドでも新入社員や歴の浅いスタッフが担当することが多いので、各ブランドの新人さんと話す機会も増えました。
そこでよく言われたのは、「あんなに毎日怒られて大変だね」と言われたことでした。
見てないようで見られているということをこの時の知りました。まあ、壁などもあるわけでもなく隣の店舗から丸見えですしね。
それだけ日々店長から私が怒られていたということですが、、、ある意味フロアで有名人になっていたみたいです。
他店舗でも他のブランドとは、営業中に会話をするなとか決まりがあるなどを知りました。
アパレルの業界は、どこでも同じような上下関係が厳しい体育会系な会社が多いです。
華やかな業界に見えますが、実は全然違うのです。
店長の色も多少は出ますが基本は体育会系な業界だと考えておくと間違いはないでしょう。
セールの準備はとても大変でしたが、はじめてのことだったのでとても楽しくできたと思います。
店長や先輩から注意を受ける時間も少ないので、自分のペースで仕事をできたからというのもあります。
ただセールの在庫をしっかりと覚えて行けていたので、これは後のセールで役に立つことになりました。
たくさんの商品を一番さわり在庫も把握しやすい立場にあります。もちろん、PCなどで管理はしていると思いますが、
それよりも早く暗記しているとすぐに対応をすることができます。
ですから、せっかく何かしらの作業をするのであれば、在庫や商品の特徴などを把握しておくとよいと思います。
アパレル販売員は売れれば接客は楽しい
そして、いよいよセールの初日を迎えることになります。
セールというとビル上げてのイベントになるので、入店時にドリンクやお菓子のサービスがあり、ただ成らぬ熱気を感じました。
もちろん、私のブランドもそうでしたが、前日には一通りの準備を済ませているので今日はもう売るだけ。
朝のミーティングで店長から配置や売り方について説明を受けました。
私は、もちろんシューズコーナーに陣取って呼び込みを行うことと、在庫出しや裾上げ等の担当になりました。
そして、緊張の中オープンすることになります。
オープンと同時に駆け込むようにお客様が入って来ます!
それもゾクゾクと。
それに合わせるように各店からセールの掛け声があちこちから、起こります。
凄い熱気と活気です。
スポーツやライフ会場と言われてもわからないぐらい活気がありました。
そんななか私も接客をしていくのですが、お客様も買う気で来ているので軽く接客をしてサイズを紹介するだけで購入を決めてくれます。
これはとても新鮮でした。
売れるととても楽しい!まさにそんな感じでした。
どんどん接客をすることになるのですが、販売員の数よりもお客様の数が多いので先輩たちは1人で複数人を接客しています。
それを見た私も初めて複数人接客を行うことになります。
最初はコツが掴めなかったですが、だんだん慣れて来ます。
複数点売りは、なかなか難しいのですが、クロージンクスするポイントさえ集中して行えば、売れるということも勉強できました。
普段は、接客を嫌がるのにセールになるとお客様は積極的に質問をして来るということもわかりました。
これはつまり、購入する意思があると質問や悩みが多くなるということなんだなと、肌感覚で学べたということです。
また、分かりやすく短い言葉で説明し、お客様に納得してもらうことの大切さもこのセール期間で学べ自身のスキルもかなりこの時期に成長したと感じました。
セール中でも新商品(プロパー品)を売らないといけない
と接客の勉強をしながら1日目が終わったのですが、セール品ばかり売っていた私は店長に怒られることになりました。
理由は、セール品しか売ってなかったからです。
つまり新商品である定価販売のプロパー品を売らないと個人の売り上げにならないということでした。
正直私は全く知らなくて1日過ごしていたのです。
まさかこんなルールがあるとは知りませんでした。
しかし、思い返してみると先輩たちは、セール品に混ぜてプロパー品をすすめていたりしたので、こういう理由だったのかと理解しました。
そして、セール2日目私もプロパー品を売るように意識して店頭に立ちました。
しかし、これが、難しい。
セール品を買いに来られているお客様に定価品を持って行くと「これセールじゃないですよね」と言われ断られることに。
何度か接客していてもなかなか上手く抱き合わせで購入してもらうことが出来ません。
先輩や店長が、どのようにすすめているか参考にしてみると、一緒に購入することでとても良くなるというワードや値段の安いTシャツなどをすすめていたりしました。
なるほど、購入するハードルを下げていたり、セールとはいえ、良いものを買いたいと思う方におすすめをしているんだと理解しました。
もちろん理解したからと入って売れるわけではないですが、イメージが湧くか湧かないかはとても大事なので何度か試してみました。
そうするとやはり先程よりもお客様の食いつきが良いのです。
あとは私の接客力の問題だと思いました。下手くそなりにやり続けているとなんとか定価品を売ることができました。
高いから買わないではなく、高くても買う理由をしっかりと提示したら、お客様は買うということを学べました。
もちろん、理由だけでなく感情を動かすことが大切なのですが、当時はこの発見に驚くとともに、自身の固定概念が壊れた気がしました。
まとめ
セールは必ずやって来ますがただ販売するだけでは何も成長はありません。
今回わたしがやったように色々試したりするには非常に良い時期でもあります。
ですから、積極的に普段できないことなどを試してみて下さい。
必ず新しい気づきがありますよ!