私が、アパレル販売員になってから仕事が辛いと感じたことをリアルに書いていきたいと思います。
これからアパレル業界を目指す方
現在アパレル販売員をしている方
こういう方に読んで参考にしてもらえればと思います。
私はというと、アパレル販売員で10年間働いて独立もしているので、アパレル業界のリアルを感じられる内容になっていると思います。
目次
アパレル販売員が感じる仕事が辛い理由
接客しても売上が全く取れない時
とにかく、売上が取れない時が一番辛いです!裏を返せば、売上が取れていればアパレル販売員の仕事はとても楽しいです。
私も入社して新人の時2週間全く売上がなかった時がありました。毎日接客して売上が取れなくて、上司に怒られて帰る日々でした。過程は評価されないので、売上がない日は仕事をしていないと上司には毎回言われていました。
新人を脱出しても毎月のノルマがあるので、月が変わると結構気持ちが落ち込みます。逆に売上が取れていたり、その日に顧客さんが来る日は売上が確実に取れるので、気持ちが落ち着いていていつも以上に売れてしまったりするので、かなり気持ちの面で影響が多い仕事でした。
まあ、慣れてくると売上が取れない日は、リラックスする日と割り切って、買い物に長く行ったりと上司はしていたので、気分転換が大切なんだなあと、思うようにはなりました。
だから、売上をいかに取るかという部分は販売員を続ける上で絶対条件なのでここに対しては、フォーカスしていった方が良いです。売上さえ取れちゃえば、めちゃめちゃ楽しい仕事です。
服の在庫整理やサイズ管理が大変
お客様にはあまり見せられない部分ですが、とにかく日々納品が届きます。どのお店でも、ダンボールで何個も入って来ます。
それを数えてサイズごとに分けて納品する。売れたらサイズがいくつあるかを管理するという当たり前といえば当たり前の作業がめちゃくちゃ大変です。
とにかく、在庫を入れるスペースがどの店舗でも余裕がない笑それ以上の納品があるので、基本パンパンに詰めて入れています。シワとか入らないかなあとか、汚れたりしないかなあなど思いながらも、とにかく入れないと消防法にも引っかかってので、どの店舗でも必死です。
それでも、ファストファッションの店舗よりはブランドは商材が少ないので良いです。ユニクロさんとかは、朝から晩まで、納品を片付ける人が専属でいるぐらいなので、これは販売員じゃなくね?と、思うぐらいです。
土日になるとサイズや色で売れて欠けてしまうので、新人は先輩から、サイズや色の在庫がいくつあるか質問を受けて、答えなければなりませんでした。どこのブランドでも同じですが、基本先輩はそういう面倒な作業をしないので在庫の把握は弱いです笑
でも、質問された時に間違えを教えると怒られるので私も必死に覚えていました。当時は、2000点ぐらいは、サイズ在庫を覚えていたと思います。
まあ、日々必ず在庫や管理表を確認していたので当然といえば当然ですよね。
お客様が来ないととにかく1日暇
セールの後や閑散期はとにかく暇です。なんせそのフロアで、お客様より販売員の数の方が多いぐらいです笑
だから、お店に1人だけ立って他の人は休憩なんてこともよくありました。混んできたら呼ぶなんて感じです。
ただお店に入ってくればまだ良いですが、お店の場所によっては、お客様が入って来ないで1日終わったりする場合も、あります。
お店の立地は大事だなあと思いました。
また、テナントが入ってるビルや地域の影響をもろに受けるので、人気のテナントでなければまあ、お客様は入って来ません。
でも、売上は取らなければならないので必死です。でもチャンスはその日は1回だけなんてあるので、暇なんだけど、厳しい時でもあります。
こんな時に顧客さんがいる人は、楽に売上を取ることが出来たり、ゆっくりと休憩が出来たりしたので、案外閑散期は好きでした。
本屋に行ったり服を買いに行ったりと上司としていました笑確実に売れる顧客さんがいるかどうかは、結構差が出てくるので、ぜひこちらを参考にしてみると良いと思います。
土日休みや長期休みがない
基本的にサービス業になるので、土日休みがありません。でも、希望したら休むことは出来ます。でもその分売上を取るのが大変になるのでみんな出勤しているのが普通です。
ノルマがないところはお休みをローテーションしているので、取れると思いますがほとんどのところが出勤になると思います。
私がいた時にあったのが、ゴールデンウィークが11連休とかで、全部出勤だった時がやはりきつかったですね。毎朝ニュースを見るたびに気分が落ち込みました笑
基本的に稼ぎどきになるので、休めないんですよね。お盆も正月も。だから、土日休みの友人や帰省などがし難くなります。なかなか遊ぶ機会が取れなくなるので、友達と疎遠になってしまいがちです。
特に彼女や彼氏がいる方は、注意が必要です。まあ、アパレルですぐできる環境にあるので、そうすれば気にはならないですが笑
結果アパレルの友達が多くなり、一緒に遊ぶ機会が多くなるので今までの友人とは連絡だけで終わってしまうかもしれません。
土日が休みたいひとは、アパレルはおすすめしません。エリアマネージャーや本社勤務になれば、休めるようになりますが、まあそれでも完全休みは難しいと思えます。
何か大きなトラブルがあっても本社は対応してくれず、現場での対応はざらにあるので本社が恨めしく思うと思えます。
販売員の給料はとにかく安い
給料が安いです。とにかく、大手に入らないと給料がめちゃくちゃ安いです。昇給とかが1000円とか、もしくはないとかザラにあります。
大手であれば、普通の企業さんと比べてそれほど差も無くなっているとは思いますが、やはり平均で見ると少ない状態にあります。
だいたい年収で300万程度が多いと思います。これは美容師さんと同じぐらいだと思いますが、ただブランドによってはインセンティブ、歩合給のようなものもあるので売上が取れるとその分給料やボーナスに反映されたりする場合もあります。
ただ普通の人は、平均の年収から比べると100万ぐらいは低いと思います。そのため、掛け持ちでアルバイトをしている人も結構多かったです。店舗によりますが、テナントによると拘束時間が、8時間とかなので、勤務が終われば残業も、出来ないため、その点は非常に良かったと思えます。
ただ大型ショッピングセンターが増えてからは、10時オープンの22時閉店が多くなり、最低12時間、前後を含めると14時間拘束になったりと割りが合わない職場もあります。
話が逸れましたが、だから売れている人に対してはそこまで当てはまらないかもしれません。合わせて、店長などの役職になると役職手当などもつくので、役職がないポジションをいかに早く脱出するかが大切だと思います。
なんせその時期に辞める販売員が多いので、その給料になっているのかもしれません。
ただし独立したりすると、年収は制限無くなりますので、ゆくゆくは独立を目指したりした方が、良かったりします。私も独立して初年度で給料は2倍近くなりましたので、実力をつけて独立が一番間違いがない給料の上げ方でないかと思います。
まとめ
今回はアパレル販売員なら誰しも感じだことがある内容を書いてみました。アパレル業界のリアルになるので、ぜひこれからアパレルに行く人は参考にしてみて下さい。