こんにちは!前回はこちらです。
今回は、主に最初に行ったトレーニングについてお話ししていきます。
どんな内容のトレーニングをしていたか、参考になるかもしれません。
では、早速進めていきます!
カリスマ販売員から学んだ凄い接客術④
接客の基本は、声出しトレーニングから
初日が終わり、月曜日の朝。僕は、店長と2人で声出しトレーニングをしてきました。
理由は、簡単「いらっしゃいませ!」「なんか声出し可笑しいよ」というところから、バックヤードの階段で声出しトレーニングになりました。
自分では全く分かりません。店長がいうままに、声出しを続けます。
「いらっしゃいませ!」「違う。なんかいらっしゃいませ〜ってなってる。なんか男らしくない感じ」「いらっしゃいませ!」「違う」と、階段で2人きりでの挨拶練習が続きました。
ある程度経つとお店へ戻り、また声出しをしてまた叱られて、なんか違うといわれ階段へ連れて行かれます。
もう何が何だかんだ分からずに、自分なりになんとか改善をしなくちゃと思いながら、声出しをしていました。
これがこの後しばらく続きます。今になっても、本当に声出しがダメだったのか、それとも練習だったのか分かりません。ただ声出しが大切だということは、初めて理解することができました。
店長は、自分のお店に経つスタッフに対しても妥協を許さない人であったのだと思います。
要領の良さについて
僕と同期で同日入社したスタッフがいました。飯塚さんという女の子で、歳は一個下でしたが、中途で入社したため、アパレル業界にも慣れていました。
同日入社したことで何かと僕と比べられることもあり、また彼女は要領が非常に良かったです。そして僕は、とてつもなく要領が悪かったのです。
例えば、在庫についてもどの服のサイズがあといくつ残っているか、かなり正確に覚えることができました。だから、何か頼まれた際に、「1つあります」と言ってその商品を持ってきていました。
至って普通のことかもしれませんが、僕は、「1つあります」で終わっていました。だから、先輩に「持ってきて」と一手間を掛けさせていたのです。
そんなこともあり、どうしてそんなに在庫覚えれるのか聞いた時に、彼女はこう話してくれました。「在庫なんて適当でいいのよ。全部覚えれるわけないじゃない。先輩達だって覚えてないから、それに近い数字伝えたら大丈夫だよ。マジメにやり過ぎよ」
当時の僕にはこの回答が衝撃的でした。正しい数字を伝えなければと思い、自信がない商品は「あったと思います」と答えていました。でも、それだと先輩達も不安になってしまい、その商品をオススメ出来ないようになってしまいます。
その話を聞いて以来、はっきりとした数字を伝えるようにしていきました。ただ数が1点しか残ってないものに関しては、確実に日々確認して不備がないようにしました。そのおかげで、業務の効率も上がり少し業務に余裕が出来るようになりました。
気配りと気遣いは仕事の基本
気配り、気遣いも、社会人にとってはとても大切なスキルになります。仕事が出来る人は、気遣いや気配りがしっかり出来ている人が多いですよね。
僕もこの気配りなどについて最初に徹底的に教わりました。あ、もちろん怒られながら学習したというのが正しいですが(笑)
僕がこの気配りを勉強するにあたって感じたことは、まずは最低限の知識が必要ということでした。知らないと状況に対して気を使うことが出来ないからです。
例えばですが、エレベーターの使い方を知らなければ、何階に止まればいいいか知っていても、使うことが出来ず、気を使うことご出来なくなってしまうのと同じです。
ちなみに僕が最初に怒られたのは、エレベーターの階を先輩よりも押すということでした。そうこれも、飯塚さんはさり気なくやっていたのです。僕は、それをただ見ているだけでした。だから怒られました。人の気配りをみて全然学習していなかったからです。
先輩達がさりげなくしている気配りに対して、気付いていかなければなりません。
頭では思うのですが、全然気付きません。でも、最初はそんなものなのかもしれません。教えていただけるだけ良かったと今は思っています。