今回は、アパレル業界の転職事情についてお話ししていきます。
今働いているブランドから別のブランドへ移りたいという方や、転職を迷っている方に参考になると思います。
私は、アパレル業界で10年以上経験し、独立して販売代行の仕事をしていたこともありますので、リアルなアパレルの転職事情などにも詳しいと思います。
目次
失敗しないアパレル転職の方法を3つ紹介
めちゃくちゃ多い他ブランドからの引き抜き
他業界でもあるかもしれませんが、本当に引き抜きが多いです。これは、アパレル業界の特殊な事情があるからだと思います。
路面店でない限りは、テナントに複数店舗が、入っており、同じ休憩室を利用したりします。そうすると自然と他ブランドの方と話をするようになったりします。
また、私が新人の時は競合の他ブランドの売り上げや売れ筋を閉店後に聞きに行くのが仕事でした。これは、他社さんも同じですが、そうすると必然と業務の話をすることになり、他ブランドと接点を持つことができます。
こんな話をしていると休憩室で会った際に、「売れてる?」みたいな会話から仲良くなっていきます。だんだん仕事の話をするようになると、いつしかうちに来ないみたいな話になっていきます。
ですから、休憩室で同じブランド内で話をするよりは、他ブランドの方と仲良くしておくのは情報収集だけでなく、接点を持つということでも間違いがないことです。
全体としての流れはこんな感じです。とにかく、どのブランドでも売れる人材を探しているので、気軽に声を掛けてきます。もちろん、ある程度売上がとれているのが前提ではあるのですが、その辺りは、話をしたり服装を見たりすると、売れているかどうかはすぐにわかります。
なんせアパレルの販売員は、人を見るのが仕事なのでどの店舗でも売れているか人材は、同じ臭いがするものなのです。また、壁などないので、実際に接客しているのを見ることが出来たりします。そういうところで、目をつけられていたりするのかもしれません。
ちなみに私も、新ブランドを立ち上げるからとか、店長にするから来ないかなど、1年目から声をかけられたりしていました。もちろん、私の同期や後輩も、そういうツテで他ブランドに移っていった人も多くいたので、業界的にあたり前なことになっているのだと思います。
ですから、今いるところで頑張っていることは間違いではないということは覚えておいて下さい。
アルバイトから社員を目指す
こんどは、アパレル業界以外からの転職や学生さんからアパレル業界を目指す方にお伝えする内容です。
異業種からアパレル業界を目指すことは、やはりハードルが高いです。なぜなら、洋服が好きだからとかでは、採用はしてもらえないからです。
やはりアパレル業界は見た目とは違い泥臭いところがあって、ある種美容師さんの世界に近い感じの業界と、思ってもらうといいかもしれません。下積みがある感じで、在庫の整理や接客のシュミレーションなど初めはかなり多く練習や業務として振られます。
好きな服と触れ合える機会は少ないなんてことは当たり前にあります。だから、異業種からだとなかなか採用はされにくい現実があります。
営業や接客経験者が比較的に採用をされやすいですが、好きなブランドを目指すには販売経験がないとそれだけで落とされてしまいます。
他のブランドで経験してさらに転職と言うことがなければ、おすすめは、アルバイト入社から社員を目指すことが近道だと思っています。
アパレルの多くでアルバイト入社が、可能です。まずそこで経験して成果を出せば正社員になることは、難しいことではありません。
アパレルの良いところは、成果が見えやすいというところで、売上をしっかりと取れば、評価をしてもらえます。結果すぐに社員になるなど、かなりあります。
絶対このブランドに入りたいという思いが強ければ、アルバイトから入社をおすすめします。
転職サイトやエージェントを利用した方がハイブランドへ転職し易い
3つ目は、転職エージェントを利用した転職です。こちらは主に経験者の方に向けてになります。特に、みなさんがよく知っているようにハイブランドへ転職を希望する場合は、やはりエージェントの利用が間違いがないと思います。
ハイブランドの多くでは、新卒採用の門が少なくなかなか採用されない事情があります。ですから、中途で転職と言う流れが一般的になっていたりします。
それは、ハイブランドが即戦力を、求めているということもあると思いますが、やはり失礼のない接客レベルを求めてブランド価値を高めたいという思いがあるからだと思います。
やはりちょっと研修したからといって、すぐ接客で自然な会話ができるわけではないからです。この辺りを踏まえて、ハイブランドの人事の方は採用をすすめている経緯があります。
リクナビ
業界大手ということで、案件の多さは間違いがないです。ハイブランドの案件は書類選考で落とされる確率が高いため、やはりエージェントからのお誘いに乗るのが間違いがないと思います。
デューダ
まとめ
今回は、アパレル業界への転職の内容を書いてきました。どうだったでしょうか。かなりリアルを書いてきましたが、色々な方向から転職を考えてみるとよいといえます。殆どの販売員が数回は転職して、好きなブランドへ転職していることが多いです。
ですのであきらめずに転職活動をしていってください。