最近人気のつみたてNISAについての記事なります。
私たち夫婦も検討する際に下記のような悩みがありました。
はてな
夫婦でつみたてNISAを検討しているから簡単な概要が知りたい
夫婦でつみたてNISAをするメリットを知りたい
夫婦でつみたてNISAをする際の疑問点を解決したい
結局、夫婦でつみたてNISAをしたらお得なの
このような悩みを抱えている方は多いと思います。
実際に私たち夫婦がつみたてNISAを検討しスタートさせた際に、調べて納得できた疑問点などをまとめてみました。
現在つみたてNISAを検討している方に向けて参考になればと思い記事にしてみましたので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
つみたてNISAの概要について簡単に解説
つみたてNISA(積立NISA)は、2018年からはじまった少額投資非課税制度です。
「NISA」と同様に毎年の非課税投資枠から得た利益・分配金にかかる税金はゼロとなりますが、非課税投資枠が年間40万円で、投資期間が最長20年という点が異なります。
※NISAは、年間120万円、投資期間は5年間です。
NISAと違って少額からコツコツと積立て長期で運用する方に向いている制度になります。
まさにコツコツと積み立てる日本人に向いている制度になっているといえます。
夫婦でつみたてNISAなら非課税枠が年間最大80万まで利用可能
では、夫婦でこのつみたてNISAを行うとしたら、この非課税枠は、2人合わせて年間80万円になります。
夫婦それぞれ、月3.3万円積立てると合計して、月6.6万円。
12か月で年間80万円になります。
私を含め、家庭のお金を合算して生活しているご家庭は多いと思います。
管理がどちらがされているかは別として、お金をまとめた方が収入や支出の管理もしやすいからだと思います。
夫婦というメリットを最大限に生かすので有れば、このつみたてNISAを利用する以外の手はないと思います。
夫婦の方は、積極的につみたてNISAを利用することを検討されると良いと思います。
次にその理由について書いていきたいと思います。
つみたてNISA20年後のシュミレーション
ここでは、一般的なつみたてNISAのシュミレーションを参考にしながら、説明をしたいと思います。
1人でつみたてNISAを積立てた場合
こちらのように1人で、NISA枠をすべて使う年間40万円を20年間、5%で運用したと仮定して、非課税枠があるので元本800万に対して、利益が約570万円出ます。
本来は利益の570万円に20%の税金(114万円)が掛かってきますが、それがないため税金分含め、まるまる利益になります。
夫婦でつみたてNISAを積立てた場合
同様に1人40万円×2名。80万円を20年間、5%で運用すると仮定すると、元本は1600万に対して、利益が約1100万円になります。
先程お話ししたように単純に2倍になりますね。
こちらも同様に、利益1100万円の20%(220万円)が、税金として引かれないため、かなりのお得な制度と言えると思います。
このように冷静に、シュミレーションするといかにつみたてNISAが凄いかが良く分かると思います。
私も改めて勉強をしてみて、やはりつみたてNISAは、凄い制度だと実感をさせられました。
複利の力は偉大ですね!
夫婦で貯めれば、老後2000万円問題は解決
先程のあくまでも例になるのですが、順調に積み立てれば、昨今言われているような老後2000万円問題は、全て解決してしまいます。
つまり、つみたてNISAだけ夫婦で行っていたら、その他の養老保険や個人年金などはほぼ要らないということになると思います。
これって結構大きいですよね。
その余裕の資金は今のお金として、楽しむために使って仕舞えば良いわけなので、とても効率的になると思います。
とはいえ、投資でお金を貯めるのは元本リスクもあり、個人年金や養老保険などでお金を貯めていくのではだめじゃないのかという人もいるかと思います。
注意ポイント
お金を増やすなら投資。
もしもの時に備えるのが保険。
両方ともをごちゃごちゃに考えてはいけません。
元々保険会社がおすすめする個人年金や養老保険などは、利率が中途半端で、老後資産を増やすのには向いていません。
確かに自分たちの親の世代は、上記のような保険商品で老後の資金を貯蓄していたと思います。
しかし、自分たちの親の世代は現在のようにインターネットやネット証券がなく、個人で投資信託をする方法や知識を得るすべがありませんでした。
私達とは時代や環境やルールが違うのです。
ですから、現在のルールやネット社会の発展から考えると、そのやり方も変わってくると思います。
投資をしてお金を増やして老後に備えることが今の正しいルールになるのです。
注意ポイント
お金を増やすなら投資。
もしもの時に備えるのが保険。
このことを忘れないようにしなければいけませんね。
つみたてNISAをする上での悩むポイントを4つ解説
では、つみたてNISAを夫婦でするときに悩むポイントを4つ解説していきたいと思います。
私も悩んだことですが、同じように悩まれる方もいるかと思いますので参考にしていただけたらと思います。
ポイント
①銘柄は、夫婦でそろえた方がいいのか、分散がいいのか
②夫婦で証券会社は分散した方がいいのか
③積立が夫婦2人で年間80万未満の場合はどうしたらいいのか
④積立途中にどちらかが亡くなった場合について
この4つのポイントについて解説をしたいきたいと思います。
銘柄は夫婦でそろえた方がいいのか、分散がいいのか
結論、それぞれの投資スタイルによるのでどちらでも良いということになります。
仮に夫婦でそろえずに、全世界株と新興国株に分けるという判断をしても良いと思います。
ここ10年は、米国株が圧倒的に優位でしたが、これから先同じようになるとは限りません。
ですから、夫婦でどうされるか検討された上で、分散される場合は分散銘柄を検討されると良いと思います。
参考までに私たち夫婦は、米国株にS&P500連動のSBIバンガードとeMAXIS Slim米国株式に投資をしています。
理由は、銘柄自体は多少違いますが、どちらもS&P500に連動する銘柄になるため、概ね同銘柄と言えると思います。
全世界株でも米国の割合は5割以上ですし、グーグルなどのGAFAMを見ていると、米国の成長は今後も変わらないだろうと判断しました。
このように家庭によって考え方は違うと思いますので、最終的にはそれぞれのご家庭で判断されると良いともいます。
ちなみに、同銘柄に夫婦で積立た場合でも同じ複利効果はありますので、安心してください。
先ほどの表を確認してもらうと最初の表の金額を2倍にしてもらうと、合算したものと複利は同様になりますね。
夫婦で証券会社は分散した方がいいのか
結論、分散をしなくても大丈夫です。その理由について説明をしていきますね。
まず、つみたてNISAの積立期間は、20年という長期になるため、積立をしている証券会社がもし倒産や経営悪化にした場合に不安になると思います。
未来のことはだれにも分からないですからね。
投資信託の仕組みを軽く説明すると、投資信託は、投資家から集めた資金を「販売会社」・「委託会社(運用会社)」・「受託会社(信託銀行)」の3つの機関が役割を分担し、販売・運用・管理を行っています。
仮にどこかの会社が倒産したとしても、自社の資産とは分別して管理するように法律で義務付けられています。
これを『顧客資産の分別管理』と言いいます。
もし仮に破綻などした場合は、別の販売会社に移管されるか換金されるので大丈夫です。
そのため、顧客の資産は大丈夫ということになります。
ですから、証券会社を分散しなくても良いということになれば、2021年時点のおすすめは、夫婦で楽天証券でつみたてNISAをするのがおすすめです。
これは、多くの方が言われているように、投資信託をすることで楽天ポイント(100円で1ポイント)がもらえるポイント決済をしているからです。
SBI証券も、ポイント決済を2021年6月30日からスタートしますが、還元率は0.5%のため、楽天証券にはおよばないということになります。
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積立が夫婦2人で年間80万未満の場合はどうしたらいいのか
結論、つみたてNISAには所得控除がないため夫婦どちらで始めても差はありません。夫婦で半分ずつ積立るでも問題はありません。
夫婦で合算でお金を管理している場合は、どちらかに寄せて問題はないですし、もしお金を分散管理している場合は、それぞれの積立る範囲で積立てるでも良いと思います。
夫婦でお金で不公平や不満が出ないようにするのが大切かなあと思います。
ただし管理の面から言えば、自分の積立を満額にして、それで余った資金で配偶者の積立をするほうが楽だと言えます。
注意点は、無理に80万円を積立ても、将来的には大きなリターンをえることが出来ますが、現在の生活が厳しくなるなら、
無理に満額を積立てず余裕が出てから徐々に積立額を増額していく方が良いと思います。
何事もの無理は禁物ということですね。
積立途中にどちらかが亡くなった場合について
NISA口座を利用していた方が亡くなった場合は、相続が発生した段階でNISA口座内の銘柄などは、相続人の特定口座などの課税口座に移管されます。
相続人のNISA口座への移管はできないため、注意が必要です。
この際の取得価額は、相続発生日の時価になるため、NISA口座を利用していた方が亡くなるまでの運用益には課税対象にはなりませんので、安心してください。
つみたてNISAをすべて使用した後に投資はどうしたらいいのか
夫婦でつみたてNISAを満額投資ができた場合は、子供がいる場合はジュニアNISAを検討してみてください。
子供がいない場合は、特定口座を利用して投資をされると良いと思います。
ただしジュニアNISAは、2023年までが期限のため、もし検討をされるのであれば早めに進めるのがよいと思います。
うちもジュニアNISAを急いで検討をしている最中です。
また、ジュニアNISAについては、別記事を書きたいと思います。
とにかく、優先するのはつみたてNISAと覚えておけば間違いはないでしょう。
まとめ
ポイント
夫婦でつみたてNISAを利用すると年80万円まで非課税で運用ができる。
20年間積立てれば、老後2,000万円問題は解決する。
夫婦で銘柄をそろえれば、複利効果は変わらない
年齢や家庭状況に合わせて無理に満額積立てをしなくても良い
会社が倒産しても、分別管理で資産は帰って来る
今日の記事のポイントは、上記のような感じです。
つみたてNISAは、本当に良い制度です。
投資をされたことがなければ、最初は不安ですが、今回の記事で少しは不安も減ったのではないかと思います。
無理に満額でなく小額からでも投資は始められますので、ゆっくりスタートをされてみてはいかがでしょうか。
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