アパレルに興味があるけど、ノルマがあるのはちょっと思っている方に対して今回は特に参考になると思います。
私はアパレル販売員としては10年以上、独立もしてアパレル業界のリアルに関しては、かなり詳しく知っていますので、信頼出来る内容だと思います。
アパレル業界へ就職や転職をしようと考えている方
アパレル業界のリアルを知りたい方
アパレル業界を辞めようか迷ってる方には、参考になると思います。
目次
アパレル販売員のノルマは実際にあるのか
結論ですが、ほとんどのブランドで個人ノルマはあります。
ノルマということは、言わなくても、予算や目標など言葉を変えてあります。
私が就活の時に、アパレル業界のほとんどの説明会でノルマがあるのかという質問は必ず参加した就活生の誰かしらしたのですが、言葉はノルマ出ないだけで、ノルマらしきものはありました。
もちろん、アパレルでも、ノルマがないブランドはあります。
例えば、ユニクロなどのファストファッションだと、お店の売上目標はありますが、個人の売上ノルマはないところがほとんどです。
ただ社員は店舗の売上達成のために、厳しく指導されるので完全にないと言ったわけではないですが。
話を戻して、私がいたブランドやファッションビルに入っているブランドのほとんどが、ノルマがあり日々販売員はこの売上ノルマを達成するために働いています。
最近は、ノルマ自体を無くすブランドも増えていますが、一部のハイブランドだけみたいですね。
理由は、販売員同士の仲がギクシャクするからだそうです。
実際に皆さんがご存知のブランドだとないところもあります。
販売員のギラギラした感じというのはないので、なんとなく分かると思います。
販売員でない人からしたら、これはなかなか分かりにくいかも知れませんが、特殊なルールで売上が誰のものか決まっています。
休憩室にいくと売上を取られたなどの話しを聞いたり、相談されたりということは結構あります。
ノルマ関連での店舗内のトラブルはかなりあることは理解しておいて下さい。
アパレルのノルマがきつい理由と逆に楽な理由
アパレルでノルマがきつい理由は、やはり上司から怒られることだと思います。
接客業は、人と話をして売上を取っていくので、プロとはいえプライベートや体調などの影響で人と話したくないなんて日があると思います。
でも、手を抜いたりすると分かってしまいます。
そう売上が数値で出てしまうため、みんなに頑張ってないと分かってしまうのです。
この数値が見える化されることは、結構辛いです。
なんせ頑張っても客付きが悪く売れないなんて日はあります。
それを理解してくれる上司であれば良いのですが、そうでない人も多いです。
また、体育会系な業界になるので、結構理不尽なことも多々あります。
だから、日々売上取っていかなければならないということが、1つきついところだと思います。
逆に楽な理由とはなにかというと、売上さえ取って仕舞えば、なんも言われないというところです。
お店の売上が行かなくても、自分自身の売上がいっていたら特に怒られたりはしません。
なので早々と売上が行ってしまうと他の人に譲るために休憩したりすることは可能です。
気持ちも楽になるので案外売れてしまったりもしてしまいます。
なので私とかも後半の1週間とかは、結構翌月の事を考えたり、リラックスして販売をしていた記憶があります。
さすがに直営店に、いるときは休むとかは出来なかったのですが、独立してからは早上がりしたりとかはしていました。
特に顧客さんやリピーターさんを持っているとこの売上を取ることが楽になるのでおすすめです。
私も顧客さんをたくさん持っていたので、あまり売上を意識せずに接客をすることが出来ていました。
インセンティブ報奨金がそもそも少ないもしくはない
売上ノルマを達成すると、インセンティブをもらえたりします。つまり、ノルマ達成の報奨金と言ったところでしょうか。
これに関してはブランドによって差があると思います。ボーナスに上乗せされるところや、月々もらえるところなどあると思います。
ちなみに私のところは、賞状がもらえるだけでした。10枚ごとに名刺の色と肩書きが変わる感じでした。
そんなものより、インセンティブが欲しいと思ったもんでした笑
ただ不動産や営業ノルマと比べてインセンティブの金額は、比較にならないくらい低いです。
100万レベルでもらっていると思いますが、努力の割にはもらえません。
これは、業界がそこまでの利益が出る業界ではないからです。
ですから、アパレル販売員を辞めて不動産や保険などに転職するとめちゃくちゃ給料があがったという話は良く聞いたものでした。
アパレル販売員は、日々ノルマと戦っていて売るものが服から不動産に変わっただけなので、仕事として変わらないんですよね。
だから、成果が出る人が多いのではないかと思います。
転職するのであれば、ノルマがある業界にいくと、成果が出やすいと、思います。
お店の中で売上の奪い合いになり、仲が悪くなることも
売上の奪い合いつまり、お客様の奪い合いになります。どういうことかというと、はじめに声を掛けた人が売れた際の売上をもらうシステムになっています。
でも、接客をしてその場で買う人なんて少ないと思います。
ですから、他を見てから戻ってきた際に接客をして売れた場合、前に接客した人が出てきて、さっき接客してたんだよね。
みたくなると、売上がその人のものになってしまいます。これめちゃくちゃ悲しいんですよね。売上が高かったらなおさらです。
私の周りには、声かけただけだからとか、話せてないから売上はいいよってなる場合がありました。
でも、そんな人ばかりではないので、取られたりしたこともたくさんありました。
だから、その場で決めるといつも思って接客をしていました。また、同じようなことで、リピーターさんの奪い合いもあります。
売れるとあれ久しぶりですね。みたいな感じでリピーターでしたみたいなこともあり、同様に、売上を取られたりします。
お店や人によっては露骨に取られたりするので、ギクシャクしたりしますよね。
だから私も顧客さんを作ってそんなことにならないようにしていきました。
まとめ
今回は、販売員がきついについて書いてきましたが、どんな仕事でも、きついことはあると思います。
でも、実際に体験してみないとその辛さはわからないですよね。
今回書いた内容は私が体験したリアルです。だから、販売員を、目指すのであれば頭に入れておくと良いと思います。
もちろん、こればかりでなく楽しいこともありますので、フラットに判断してもらえればと思います。