アパレル販売員は、オシャレじゃないとなれないとか、オシャレな人が1番売上ているんですよね?など、お客様から質問を受けることがありました。
実際に雑誌のセレクトショップのオシャレ店員のスナップなどあり、イメージがついているだけだと思います。
アパレル販売員にオシャレな人が多いのか
オシャレじゃないと販売員になれないのか
お客様は販売員のどういうところを信頼してリピーターになるのか
このあたりが読むと理解出来ると思います。
目次
リアルにアパレル販売員はオシャレな人が多いのか
この答えは、正解でもあり間違いでもあります。みなさんも知っているように、No. 1ホストやNo. 1ホステス、アイドルグループでNo. 1など、一般的にみて、そのお店やグループで1番のイケメンや可愛い、綺麗な人でしょうか?
この答えは違いますよね。そうなんです。販売員も同じで必ずしも店でオシャレという訳ではないんです。
もちろん、一般的にみて普通より上の着こなしをしていたり、清潔感のある着方、トレンドの商品を着ていたりすると思います。
ただこのあたりってそんなに難しいことではないですよね。そうこれが販売員のリアルなんです。これは、セレクトショップもブランドもそんなに変わらないと思います。
もちろん、一般的にみてオシャレな着こなしができる方は多いのですが、でもそれは一部の人です。
普通に街を歩いている人の方がオシャレだと思えるひともいます。つまり、オシャレの基準が高い人が多く集まっているというぐらいに思ってもらえればいいのかなあと思います。
アパレル販売員がなぜオシャレに見えるのか
この答えは、旬のトレンドの服を着ているということがあります。基本的にどの店でもお店で販売している服を着ていると思いますが、トレンドを押さえたものを着るように言われると思います。
ですから、雑誌などと変わらないため、ある意味ハズなさいということです。普通の人は、毎日洋服を買える環境にはいないと思いますので、そのあたりでは販売員の人が有利な立場にいると思います。
次にスタイルや体型が良い、細身の人が多いということです。これは、太ってる人は普通の業界からするとかなり少ないです。特に現場サイドでは。
管理職になると結構太った方は多くいますが。これは、どの世界でも一緒かもしれません。もともと、やせている方が応募してきたりするのですが、美容師とかも同じですよね。
で、休憩時間が不規則で朝も遅いから食事を取らない人も多いです。だから、太る要素が少ないため、スタイルを維持できてしまうのだと思います。
私も、175cmの55kgでしたし周りにも、男性でも60いってる人はほぼいなかったと思います。
基本的には、細身の人が着るとカッコいいように洋服は作られているので普通に着こなせてしまうので、オシャレに見えてしまうのです。
お店効果でカッコ良く見えてしまう。
これは、ブティックってちょっと薄暗くてオシャレな雰囲気ありますよね。そこに立ってると3割り増しカッコ良く見えます笑
嘘のような本当の話で、こういう心理的効果は馬鹿に出来ないものです。これは、色んなところで感じると思いますが、普通のスタッフでもオシャレに見えてしまうんですよね。
オシャレな人がどの店でも売上を取れているのか
結論違います。セレクトショップの店員さんは、ノルマがあれば違いますが、そうでないところは基本販売力はありません。着こなしとかはオシャレですが。
むしろノルマのある百貨店やモールに入っている販売員の方が圧倒的に販売力がありますし、丁寧に対応してくれる人も多いですね。
これは、オシャレと販売力ってイコールになっていないのです。誰でも知っている有名なブランドだとお客様はどんどん入ってきますが、普通のブランド日本の多くのブランドだと知らない人が多いと思います。
ブラント力があれば、新しいものですと、言えば買うひとは一定数いますが、普通のブランドだとふーんで終わりです笑
だから必死に販売しなければならないので、オシャレだから売れるということにはならないのです。お客様もそんなところは、極端におかしくなければ気にしない方がほとんどです。
基本的にお客様は販売員よりもオシャレではありません。もちろん、オシャレな人もいますが、その割合は少ないです。
それでどういう人に販売をしていけば売れるかというと、自分よりオシャレでない人に対して売っていけばいいわけです。
基本オシャレな人は、自分で探す方が多いのでサイズや少し知識的なことでお話ししたら大丈夫です。サポートに徹すればいいわけです。
オシャレでない人は、親身になってあげることでこの販売員の人はオシャレだなあとか、なんでも知っているなあと信頼を寄せてくれるようになります。
お客様はどういうところで販売員に信頼を感じるか
これは、洋服がオシャレとかでなく親身になって相談に乗ってくれるかという人と人としての部分に共感してくれます。
まず、オシャレな販売員と同じ着こなしは出来ないのです。教えてあげても家に帰ると合う洋服がないからです。そして、洋服自体に興味がないので、考えることをそこまでしません。
だから、難しいんです。そういうのを踏まえて、そのお客様ならどうしたら良いのかとか髪型や帽子などを提案して少しずつ着こなしの幅を増やしてあげたり、新しい色に挑戦させてあげたりする事で、お客様から信頼を得ることが出来ます。
オシャレは最低限あれば良くてあとは、こうしたやり取りや関わり方をしっかりできる方が、売れる販売員になっていくと思います。
これは最初にお話ししたホストなどの世界と同じだと思います。お客様は、そのあたりを実によくみています。見かけには騙されないのです。そして、そういう人には、ファンが自然とついて来るようになっています。
もちろん、オシャレでいる必要はありますが、それよりも磨くべきはこういう部分を磨いていくことが大切だと思います。
まとめ
今販売員の方や、これから販売員になる方も多いと思いますが、オシャレで売れたらマネキンで良いのです。それで売れないからこそ、販売員であるあなたがいるということを忘れないで下さい。
そのために何をするのかよく考えて貰えると販売力の魅力を感じられると思います。