チワワや小型犬に多い病気として、膝蓋骨脱臼、通称パテラというものがあります。
簡単に言うと犬の足の脱臼になるのですが、我が家のチワワがこの膝蓋骨脱臼になって手術をした際の体験談です。
はてな
膝蓋骨脱臼、パテラについて知りたい
膝蓋骨脱臼になるとどんな症状なのか
膝蓋骨脱臼になりやすい犬種を知りたい
手術した場合の費用はどの程度ですか
手術後に注意していることはどんなことか知りたい
このような悩みや知りたいという方には、参考になる記事だと思います。
実際に、我が家のチワワが2歳の時にこの膝蓋骨脱臼と診断され、手術を行った体験談になります。
僕も、その時までチワワや小型犬にそんなかかりやすい病気があるなんて知らなかったため、とても悩みましたし、心配しました。
同じように悩みを抱えている方の参考になればと思います。
目次
愛犬チワワが膝蓋骨脱臼(パテラ)になった体験談
僕が飼ってるチワワが膝蓋骨脱臼をしたのが、ちょうど2歳のころでした。
我が家には、ソファーがあるのですが、ジャンプしてそこに座っている妻か僕に飛び乗って肩に乗ってペロペロするのがくつろぐ時間の日課でした。
その日も、同じように妻の肩に飛び乗ったのですが、たまたま妻が首を回した瞬間に、『バターン!』と、妻の肩から愛犬が床に落ちてしまいました。
高さは80㎝ぐらいだったので、そこまで心配していなかったのですが、数秒しても愛犬が立ち上がる様子がないので近寄ってみると左足をケンケンしていました。
骨折したんじゃないかと思いましたが、しばらくするとまた普通に歩きだしました。
あれ、大丈夫かなと思うとまた、ケンケンするようなそぶりをしていました。
キャンキャン泣くような感じはなかったのですが、とにかく病院にいきました。
そこで診断されたのが、この膝蓋骨脱臼(パテラ)という病気でした。
膝蓋骨脱臼(パテラ)とはどんな病気
※参考画像https://www.anicom-sompo.co.jp/inu/1706.html
膝蓋骨が正常な位置から内側または外側に外れてしまう状態、「膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)」を通称、略称として「パテラ」と呼ばれています。
僕の愛犬がなったのも同じで、この説明を受けました。
膝蓋骨脱臼(パテラ)にはグレードが4つある
ポイント
グレード1 膝蓋骨は普段は滑車溝に収まっていますが、手で押すと脱臼する状態。ほとんど症状はなく、たまに外れるとキャンと泣いたり後ろ足を上げてスキップするような症状が出る。
グレード2 膝蓋骨は普段は滑車溝に収まっていますが、後ろ足を曲げると頻繁に脱臼する状態。後ろ足を曲げ伸ばししたり、手で押すと元の状態に戻る。脱臼時には、後ろ足を付けない状態。
グレード3 膝蓋骨は常に脱臼した状態。手で押すと滑車溝に一時的に戻る状態。足を曲げたり、腰を落としたりするなどの歩行異常が見られる。
グレード4 膝蓋骨は常に脱臼した状態で、手で押しても戻らない状態。後ろ足を曲げた状態でうずくまるように歩くのが特徴。
グレードが、1~4まであり、愛犬はグレード2に相当するとのことでした。
膝蓋骨脱臼(パテラ)の原因
先天的なものとしては、成長期に骨やじん帯、筋肉の形成で異常が原因で発生することがあります。
また、後天的な理由としては、我が家がそうだったように、高い所からの転落などによる、強い衝撃で膝に負荷をかかったことが原因ではっせいすることが多いようでした。
今回の事故によって膝蓋骨脱臼になったように感じてしまったのですが、もともとパテラの要素があったのではないかとのお話でした。
膝蓋骨脱臼(パテラ)はチワワなど小型犬に多い病気
チワワ、トイプードル、ヨークシャーテリア、ポメラニアンなどの小型犬で多くみられるようですが、全犬種で起こる可能性がある病気とのことでした。
我が家のチワワは、バッチリとそお犬種に入っていたわけです。
もちろん、私たちの不注意が原因でしたが、もっとよく勉強をしておけばと後悔しました。
この時初めてチワワにそのような病気あることを知りました。
獣医さんからは、そのまましておくよりも、手術をしてしまえば若いので治る病気なので、手術をおすすめしますと言われ少し考えることにしました。
やっぱりショックな出来事で、なんであんなことになったんだろうと2人で話をするばかりでした。
他の病院でセカンドオピニオンをして、手術をするか検討
僕としては、手術はできるだけ避けたいと思ったので、何か別の方法があるのではないかと思っていました。
やっぱり簡単に手術と言われても、やっぱり納得ができないと思うのが普通です。
もちろん、頭では医者じゃないからよく分からないと思いつつも、飼い主としてやっぱり心配でした。
チワワってとても小さいし、麻酔を掛けて失敗することもないわけではないし、もしも歩けなくなったらどうしようなど考えないわけがないです。
ということで、人間と同じようにセカンドオピニオンをして判断をしよう。もしくは、腹を決めようということで、普段とは違う病院へ愛犬を連れていくことにしました。
そこでも、同じように説明を受けるとともに、より詳しくパテラの手術や現在の状況、チワワに多いということを教えてもらいました。
もちろん手術をしなくてもサプリなどで対応は可能だけど、完治することはないし一生付き合っていくことになるとの結論でした。
つまり、手術をしてあげることがこの若さなら先も長いので良いのではないかと、僕も腹が座ったわけでした。
同じように、不安に思う方も多いと思うので、不安でしたら他の病院も受診してみることをおすすめします。
膝蓋骨脱臼(パテラ)の外科手術について
膝蓋骨脱臼(パテラ)の外科手術についてですが、様々な手術があるみたいです。
大きく分けると軽度なものはサプリや体重制限、運動制限による内科的治療と、手術による外科的治療です。
今回は、僕の愛犬の場合にした手術についてのお話になります。
状況によって変わるそうなので、獣医師さんとよく相談をされてみてください。
僕の愛犬が行った手術の内容ですが、滑車溝を深くすることで外れないようにする滑車造溝術を行いました。
分かりやすく言うと、骨を削って膝蓋骨が外れにくくする手術ということです。
大体なのですが、入院期間は2週間程度となり、そんなに入院しなくちゃいけないのかと思うような僕からしたら、かなりの大手術でした。
手術は成功して無事元気な姿で家に戻ってくることが出来たのですが、写真はその時の写真です。
左足のギブスが少し痛々しいです。
とにかく無事に手術が成功してとても良かったです。
膝蓋骨脱臼(パテラ)の手術費用はどの程度かかったのか
膝蓋骨脱臼の手術費用ですが、手術代と2週間の入院代で大体ですが、30万程度の費用が掛かりました。
犬は、人間と違って健康保険のようなものに入っていないので10割負担になるわけです。
まあ、当然ですよね。
改めてそんなに治療費がかかるんだとかなり驚いたのを覚えています。
我が家は、ペットショップで愛犬を購入した際に、ペット保険に加入をしていたため、負担額はかなり抑えられたのを覚えています。
大体ですが、10万程度の支払いをで済んだので、保険に入っていて良かったと思うとともに、犬を飼うということは、楽しいだけでなく
もしもの時の費用がこのぐらいは掛かるんだと知る機会になりました。
可愛いから買うだけではなく、一生を面倒を見るということはこういう負担も背負う覚悟を持つ必要があると感じさせられた出来事でした。
病院によって費用負担は変わりますので、こちらも参考にしてもらえるかもしれません。
※参考画像 https://www.axa-direct.co.jp/pet/pet-ms/detail/5007/
膝蓋骨脱臼(パテラ)の予防と注意点
パテラの予防として退院後に説明を受けたのが、足に負担がかかることを注意することでした。
主に言われたのがこの4つです。
注意ポイント
体重を増やさない
足場が不安定なフローリングなどの環境を改善する
適度な運動を行う
食生活から関節に良いサプリなどを摂るようにする
愛犬が可愛いからと言っておやつやご飯などを与えすぎると、体重が増え結果足に負担がかかるようになります。
数百g体重が増えただけでも、負担は多くなるので体重管理が大事だと説明を受けました。
また、フローリングだったリビングを、マットを敷き詰めて足に負担がかからないようにいました。
それと健康のために適度な散歩を行うことです。
散歩をすることで筋肉が付き、関節をサポートすることが出来るそうです。ただし過度な散歩などは注意とのことでした。
最後が、サプリメントです。
膝蓋骨脱臼(パテラ)を経験しているので、癖になってしまうため関節をサポートするサプリを飲むことで改善を促すようです。
先ほど手術のとこでも話しましたが、外科的なものと内科的な治療法があり、内科的な治療になりますね。
継続的に関節サポートサプリを服用することで、関節を保護する成分を取り込むことで維持していくということです。
この辺りの治療は人間と同じになりますね。
我が家では、このような関節サプリを毎日飲ませていたりします。サプリなので即効性はないですが、継続することで関節以外にも効果があります。
飲み続けているのもありますが、関節炎や歩くのも困っている様子はなく、元気に走ることもできます。
シニア犬になっても飲み続けると効果があると思いますので、継続はしていこうと思います。
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まとめ:膝蓋骨脱臼(パテラ)と手術の体験談
ポイント
・チワワや小型犬に多い病気で、先天的なものと落下などによる後天的な原因がある
・サプリなどによる内科的治療と手術による外科的治療がある
・治療費は結構かかる数千円~40万円程度
・治療後も一生付き合っていく病気
・サプリの摂取や体重管理、足に負担がかからない環境整備が必要
今回の内容をまとめるとこのようになります。
愛犬が病気になるとショックを受けますが、しっかりとそれについて学び向き合うことが大切だと思います。
今現在悩んでいる方もいるかと思いますので、今回僕が経験した内容が何かの参考になればと思っています。
我が家の愛犬はとっても元気に旅行や散歩に行けているので、普段の生活を取り戻せています。
ぜひ、何かの役に立てばと思います。
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